全国区の人気男性アイドルグループ「SixTONES（ストーンズ）」のライブが22、23の両日、札幌市豊平区の大和ハウスプレミストドーム（札幌ドーム）で行われる。
同じく旧ジャニーズ系のグループ「Snow　Man（スノーマン）」が昨年11月に開催したライブ同様、市内のホテルはファンの宿泊予約で盛況だ。

【動画】札幌へいらっしゃい「Snow　Man」　ドームライブでファンも「テンション上がる」

　「オープンを前倒ししファンの予約を取れたのは大きい」。3月1日に開業した創成イースト地区の「札幌ホテル・バイ・グランベル」（東区北6東2）の岡村和樹支配人は手応えを語る。今回のライブ開催やインバウンド（訪日客）ら市内のホテル需要の高まりを見込み、当初予定した開業予定日を1カ月以上早めたからだ。

チケットの当選発表があったのは昨年12月上旬。同ホテルは1月中旬から予約受け付けを始めた。ライブ初日22日の宿泊価格（平均）は1室5万円以上に設定。それでも、全605室の8割以上がファンの予約で埋まった。予約にはライブ目当てとみられるタイや香港、シンガポールなどからの女性2人組も目立つ。

ストーンズは「スタートエンターテイメント」（旧ジャニーズ事務所）の6人組でジェシーさん、松村北斗さんらが所属する。同ドームでの公演は初めて。全国5カ所13公演で計61万5千人を動員予定。プレミストドームの動員数は非公表ながら、全国からファンが殺到することが想定される。

スノーマンがドーム公演を2日間行った際は札幌市内のホテル宿泊を諦めるファンが相次いだ。同じ日程で人気バンドの公演が集中した昨年ほどではないが、今回も宿泊予約が殺到。X（旧ツイッター）では、女性ファンとみられる投稿で、「ホテルがばり（とても）高い」「ようやく予約完了。高いぃぃ」との嘆きも見られる。

公演後に旭川や小樽へ向かって宿泊するファンもいて、各交通機関は臨時列車の運行を決めるなど、混雑に備える動きが広がっている。

JR北海道は札幌発旭川行きの臨時特急を運行。22日の最終便は午後10時55分発とすることで、旭川に宿泊するファンの利用も見込む。また、札幌市営地下鉄東豊線は、コンサート前後の時間帯に各日21便増便する計画だ。
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