10/11(土) 0:04配信
毎日新聞

　ノーベル平和賞の受賞が決まった南米ベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏は10日、X（ツイッター）に「この賞を、苦しむベネズエラの人々と、私たちの大義を決定的に支持してくれたトランプ米大統領にささげる！」と投稿した。

　米国は、ベネズエラ大統領選で不正に「当選」した疑いのある反米左派のマドゥロ政権の正統性を認めていない。

　トランプ氏もマドゥロ氏との対決姿勢を強め、第1次政権時代から経済制裁を科しているほか、今年9月には米軍がベネズエラから出航した船を「＊運搬船」だとして公海上で爆撃した。一方でトランプ氏はマチャド氏への支持を表明し、マチャド氏もトランプ氏への敬意を示してきた。

　マチャド氏は投稿で、受賞について「すべてのベネズエラ国民の闘いを認め、自由を勝ち取るという私たちの使命を後押しするものだ」と歓迎した。

　その上で「私たちは今、勝利が目前だ。今日ほど強く、私たちがトランプ大統領、米国民、ラテンアメリカ諸国の人々、そして世界の民主主義国家を、自由と民主主義を実現するための主要な同盟者として頼りにしている時はない」と述べた。【ロンドン福永方人】

https://news.yahoo.co.jp/articles/c85d0afe50ede404a18ea69b81197814493ce66d